御希望の書籍で残部があれば実費にて頒布いたします。さいたま民俗文化研究所まで お問い合わせ ください。
飯能市教育委員会/ A5判/上製/380頁/カラー口絵20頁/2004年11月
ふりかえれば、豊かなくらしの文化がある。
飯能市教育委員会/ A5判/上製/464頁/カラー口絵12頁/2008年03月
ふりかえれば、豊かなくらしの文化がある。
名栗の自然と風土を概説し、山仕事や炭焼きの詳細な記録。養蚕・製糸・機織り、畑作、狩猟・漁業、そのほか暮らしを成り立たせる様々な生業。
さらに年中行事、人生儀礼、交通・交易、獅子舞を除く民俗芸能、民俗知識と、名栗地域独自の文化の再現。
仕事とともに歌い継がれてきた「仕事歌」や遊びの中での「遊び歌」などの歌詞と楽譜を掲載、歌を録音したCD付き。
川越市教育委員会/ A4判/並製/352頁/カラー口絵16頁/2005年03月
川越の民俗調査報告書・第1集
川越市内の畑作地帯である福原地区と、米作地帯の南古谷地区について、平成14年から3年かけて行った調査をまとめた報告書。
川越市教育委員会/ A4判/並製/104頁/モノクロ/2007年
川越市山田地区民具調査報告書
山田地区で代々農業を営んだ鹿倉家所蔵鹿倉家所蔵の200点を超える農具の調査報告書
群馬県甘楽郡南牧村六車区/ A4判/並製/140頁/カラー口絵10ページ/
平成19年度ふるさと文化再興事業「地域伝統文化伝承事業」
南牧村には、こんにゃく栽培の歴史を物語る道具類がたくさん残され、伝統的なこんにゃく栽培の伝承者も存在している。文化庁の平成19年ふるさと文化再興事業「地域伝統文化伝承事業」として、六車地区及び生涯学習センター歴史民俗資料展示室のこんにゃくに関する資料を中心に南牧村の調査を実施。その報告書。
文化庁/ A4判/並製/164頁/オールカラー/2010年03月
平成21年度変容の危機にある無形の民俗文化財の記録作成の推進事業
愛知県内には伝統的な凧揚げを伝承している保存団体が数団体あるが、調査は「五月の端午の節供に子どもの初誕生を祝って大き
な凧を揚げる習俗」を伝承している保存団体を中心に行い、報告書としてまとめたものである。
文化庁/ A4判/並製/140頁/オールカラー/2010年11月
平成22年度変容の危機にある無形の民俗文化財の記録作成の推進事業
凧揚げ習俗は正月の風物詩として親しまれてきたが、各地には正月以外の季節に凧揚げをする例も多い。
現在、伝承する大凧揚げは、隠岐の島諸島の島後に伝承する「隠岐いぐり凧」
である。調査は、子どもの誕生を祝って大きな凧を揚げる「隠岐いぐり凧」を中心に行い、また、かつての伝承地についても調査
を行い、報告書としてまとめたものである。
文化庁/ A4判/並製/152頁/オールカラー/
平成 22年度変容の危機にある無形の民俗文化財の記録作成の推進事業報告書
現在の鳥栖市と三養基郡基山町にまたがる旧対馬藩田代領一帯は、かつては越中富山の薬売りと並んで、九州一円から中国・四国の一部までを主な得意場とする家庭用の配置売薬業で栄えた地域である。田代・瓜生野の両町を中心に売薬の行商が行われ、売薬人は「田代売薬」あるいは「対馬の薬屋さん」とよばれた。
清瀬市郷土博物館/ A4判/並製/196頁/オールカラー/2012年03月
関連する博物館所蔵資料が「清瀬のうちおり」として国の重要有形民俗文化財に指定されました。(2017年1月27日発表)
洋服が普及する前の日本人の衣生活や多摩地域の衣料事情を知る貴重な資料と位置付けられた。
「うちおり」衣料についての時代背景や聞き取り内容等をまとめた報告書
「うちおり」衣料収集は、清瀬第十小学校の子どもたちに繭から着物ができるまでの工程を実物資料で展観に供するため、縞の着物を借りたのがきっかけになりった。収集した資料は、各種製品をはじめ反物、端裂、糸、道具類などで、平成17年度、19年度に、清瀬市有形民俗文化財「清瀬市及び周辺地域のうちおり衣料」に指定されている。
群馬県佐波郡玉村町教育委員会/ A4判/並製/44頁/オールカラー/2012年03月
江戸時代、日光例幣使道玉村宿旅籠屋主人であった文人画家千輝玉斎の「庚申待図」「えびす講図」「豊年満作図」「橋上人物百態図」の4作品の民俗学的調査報告書
文化庁/ A4判/並製/124頁/モノクロ/2012年03月
東日本大震災民俗文化財現況調査実行委員会が主体となり調査事業を実施。
「311復興支援・無形文化遺産情報ネットワーク」で報告書が紹介されています。
平成23年11月1日から平成24年3月31日までの5か月間の岩手県域に係る東日本大震災民俗文化財現況調査の実施報告書
津波の被害を受けた各市町村を対象とし、市町村教育委員会をはじめ、
民俗芸能保存団体、神社等の協力を得て実施された。
文化庁/ A4判/並製/136頁/モノクロ/2013年03月
東日本大震災民俗文化財現況調査実行委員会が主体となり調査事業を実施。
「311復興支援・無形文化遺産情報ネットワーク」で報告書が紹介されています。
『東日本大震災民俗文化財現況調査報告書 岩手県-Ⅰ』に続く、平成24年4月6日から平成25年3月31日までの12か月間の岩手県域に係る調査報告書。
川越市教育委員会/ A4判/並製/348頁/カラー口絵8頁/2013年03月
川越の民俗調査報告書・第1集
川越市の北部に位置し、稲作を生業の中心としてきた山田地区の民俗について行った調査の報告書
群馬県佐波郡玉村町教育委員会/ A4判/並製/116頁/オールカラー/2014年03月
平成14年に国の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財に選択された「五料の水神祭」を文書と写真、作図で正確に記録保存した報告書。
清瀬市郷土博物館/ A4判/並製/196頁/オールカラー/2014年03月
清瀬の歴史及び文化双書の第1巻目として発刊された。
清瀬で古くから行われてきた中里火の花祭り、下宿のふせぎ行事、清戸獅子、下宿囃子などの民俗行事や民俗芸能が今も市民の手によって伝承され、いずれも都や市の有形・無形民俗文化財に指定されており市民に親しまれている。それらのカラー写真を豊富に掲載し、わかりやすい解説文により紹介。
文化庁/ A4判/並製/188頁/オールカラー/2016年03月
平成27年度 変容の危機にある無形の民俗文化財の記録作成の推進事業
現在行われていることが確認できた十八か所の神社や寺院の「花のとう」の調査記録である。
「花のとう」は、伝承地により「花の橈」「花の塔」などと書かれ、また「おためし」とも呼ばれている。
清瀬市郷土博物館/ A4判/並製/144頁/オールカラー/2016年05月
清瀬市歴史・文化双書3部作の第2弾として刊行された。
清瀬の古くから伝わる年中行事や、日常的に使われて
いた方言などを写真を使い解説
文化庁/ A4判/並製/120頁/オールカラー/2016年03月
平成27年度 変容の危機にある無形の民俗文化財の記録作成の推進事業
スッキョン行事は、現行では消防団への加入儀礼として行われているが、現行の内容を忠実に記述し、その変遷や当該行事を取り巻く地域の社会生活や祭り、行事などについても調査し記録したものである。
文化庁/ A4判/並製/240頁/オールカラー/2017年03月
平成28年度 変容の危機にある無形の民俗文化財の記録作成の推進事業
「五所駒瀧神社の祭事」とは、茨城県桜川市真壁町山尾に鎮座する五所駒瀧神社の神興渡御・遷御の神事と付け祭り、通称「真壁の祇園祭」の山車行事を総称している。
厳格な幹部制度のもとに祭典は執行され、今日もその制度が生かされいてるという民俗的特色がある。
文化庁/A4判/並製/220頁/オールカラー/2017年3月
平成28年度 変容の危機にある無形の民俗文化財の記録作成の推進事業
楽譜集・映像資料DVD 付き
上長折の滝洞【たきほら】と下長折の東方【ひがしかた】、中洞【なかほら】に伝承されている一人立ちの三匹獅子舞である。上長折と下長折によって隔年交代で、秋祭りに蚕の豊作や五穀豊穣を祈願して奉納されていたが、昭和39年よりしばらくの間、諏訪神社(福島県安達郡岩代町所在)の4月27日の春祭に行われてきた。昭和40年代から養蚕の衰退とともに会社勤めの人が多くなり、連休との兼ね合いで平成三年から連休の5月4日の祝日に本祭りの獅子舞を奉納することになり、今日に至っている。
「東方の獅子舞」、「中洞の獅子舞」については、聞き書き、史料調査、写真記録、映像記録を実施し、囃子については採譜を行った。「滝洞の獅子舞」については、現在休止しており、聞き書き調査及び道具類等の調査を行い、また既存の文献や映像資料を参考にしてまとめたものである。
文化庁/A4判/80頁/モノクロ/2017年3月
平成28年度 変容の危機にある無形の民俗文化財の記録作成の推進事業
*マーク…楽譜が見られます。
楽譜の音源は、東方獅子連中と中洞獅子連中が諏訪神社の本祭りを中心とした
獅子舞の中で演奏されたものを採用し、二本松市教育委員会企画の後継者育成
用の映像資料「小浜長折の三匹獅子舞」も参考にした。
奏者によっては、祭り前の練習期間に習得していくため、装
飾音や旋律を太鼓のリズムに合わせて区切るなどの違いや、
祭りの場で興がのると、装飾音が即興的に演奏される傾向があり、
多様な旋律が聴き取れるが、囃子方の「楽譜を伝承活動に活用したいので、曲
の基本となる骨組みの旋律を残したい」という要望に沿って、
骨組みとなる旋律を採用した。
笛のパートは♯・♭のつかない調性になるよう、
実音より半音(短二度)上げて記譜した。
久喜市教育委員会/ 2017年3月
久喜八雲神社の山車行事は、旧久喜町の鎮守である八雲神社の祭礼として行われ、「久喜の天皇様」として親しまれてきた。
久喜八雲神社の山車行事は「提灯祭」としてつとに知られているが、この山車行事の特色は、日中引き回される「人形山車」と夕暮れから夜にかけて引き回される「提灯山車」で構成されているところである。
久喜市教育委員会/A4判/並製/40頁/オールカラー/2018年1月
本書は、平成29年度に実施した久喜八雲神社の山車行事の調査概報で、文化財的特色を裏付ける事柄について、若干の解説と写真、年表で簡潔にまとめてみたものである。
久喜市教育委員会/A4判/並製/302頁/オールカラー/2019年3月
久喜提燈祭り「天皇祭」として親しまれている「久喜八雲神社の山車行事(天王祭・提灯祭)」は、毎年7月12日・18日に行われ、市指定無形民俗文化財となっている。八雲神社は、江戸時代には本町の天王院境内社の「牛頭天王社」として祀られ、神興渡御が行われ、久喜藩主であった米津公の尊信を集めていた。幕末には、付祭として日中に人形山車が引き回され、明治時代末期には、夜に提灯山車が繰り出され、今日、埼玉県東部の代表的な夏祭りとして多くの人で賑わいを見せている。本書は、平成28年の予備調査、平成29年の本調査に補足調査及び、資料整理、原稿執筆を行った調査報告書である。
文化庁/A4判/並製/196頁/オールカラー/
2019年3月
平成30年度 変容の危機にある無形の民俗文化財の記録作成の推進事業
映像資料DVD付き
「横瀬人形」は、昭和30年に埼玉県指定無形文化財に、昭和52年に文化財保護法の改定に伴い埼玉県指定無形民俗文化財「横瀬の人形芝居」に指定替えされ、現在当該名称が定着している。
「横瀬の人形芝居」は、江戸末期から説教節の語りで上演されてきた古風な一人遣いの指人形で、全国でも珍しい廻り舞台を持っている。
「平成30年度 変容の危機にある無形の民俗文化財の記録作成の推進事業」によって調査(聞き書き調査、史料調査、写真記録、映像記録を実施し、説教節の採譜も行い、人形の操法を図面化し、舞台の構造について詳細な図面を作成)した報告書である。
「横瀬人形芝居」以外の秩父地方に伝承する現行の「白久の人形芝居」「出牛人形浄瑠璃」をはじめ、旧行の人形芝居についても調査を行った。
文化庁/A4判/並製/156頁/オールカラー/
2020年3月
令和元年度 変容の危機にある無形の民俗文化財の記録作成の推進事業
映像資料DVD付き
「尻高人形」は、明治時代中期から「伝さん人形」の愛称で親しまれてきた一人遣いの人形芝居で、義太夫節の語りで演じられる。人形の操作は、左手で人形の首の串を操作し、右手で二本の竹製の「差し金」を遣い分けて人形の細やかな所作を演じる特色を持つ。
「文化庁が昭和53年に記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財に選択し、令和元年度 変容の危機にある無形の民俗文化財の記録作成の推進事業」によって調査(聞き書き調査、資(史)料調査、写真記録、映像記録を実施し、尻高人形の現況を忠実に記録するとともに伝承の返還につても配慮し、調査した報告書である。
清瀬市郷土博物館/A4判/並製/120頁/オールカラー/ 2021年5月
越谷市教育委員会/A4判/並製/64頁/オールカラー/ 2022年3月
民俗行事「越ヶ谷秋まつり」は、旧越ヶ谷町で江戸時代中期の元禄時代から行われてきたと伝えられる久伊豆神社例祭の五穀豊穣を感謝する秋まつりである。埼玉県東部を代表する秋まつりで、民俗文化財としての貴重な要素を処々に伝える。
「越谷秋まつり」の文化財的特色を裏付ける資料として、古写真や古記録などを中心に 日光道中越ヶ谷宿、久伊豆神社の歴史と信仰、文化財・社宝、氏子組織、祭礼行事、木遣歌等に視点を当てた調査概要である。
所沢市教育委員会/A4判/並製/236頁/オールカラー/ 2022年
西新井町にある旧家・鈴木家は、明治44年4月の日本初の飛行場開設にあたり関係者の宿泊先となるなど尽力した家で、当時の貴重な資料を多数所蔵しています。
所沢市では、令和3年度に鈴木家が所蔵する資料を調査し、その成果をまとめた報告書を『所沢ゆかりの書画集』として、令和4年11月1日(火曜)から有償頒布している。日本航空史の黎明期に活躍し、所沢飛行場における初飛行を行った徳川 好敏(とくがわ よしとし)や、所沢ゆかりの文化人で、天下の三農人の一人と称された俳人・斎藤 俳小星(さいとう はいしょうせい)などの書画等を紹介している。
久伊豆神社/A4判/並製/64頁/オールカラー/ 2022年9月
本書は、越谷市教育委員会により令和4年3月に刊行された『越ヶ谷秋まつり調査概報一』の姉妹編であり、久伊豆神社例大祭「秋まつり」における神輿の渡御・還御の慣行の記録、並びに神社正月行事のシメブチ(大注連縄作り)の調査報告書となる。
神輿渡御・還御において威儀物や神輿を担ぐ役は宮本町(旧四丁野村、四町野とも書く)に限られている。また、シメブチは新年を迎えるための注連縄作りの行事で、飾り付けまですべてを宮本町が行う。
久伊豆神社/A4判/並製/64頁/オールカラー/ 2024年6月
本書は、久伊豆神社例大祭「越ヶ谷秋まつり」における本町一丁目・中町の山車及び山車人形の調査報告書となる。
山車の組み立ては、令和5年10月22日に行われた「越ヶ谷市民まつり」での山車展示に併せて行われたもので、作業は10月14日と22日、山車人形の組立て、着付けは14日と20日に行った。
山車及び山車人形調査、両町の指導で山車の組立ての全工程、図面の作成、山車人形について記録。
山車人形については、本町一丁目の「龍神」では製作者「鼠屋武善」や「鼠屋」を名乗る名工の活躍も解説している。中町の「鍾馗」では写実的な人形
久伊豆神社/A4判/並製/64頁/オールカラー/ 2025年3月
本書は、久伊豆神社例大祭「越ヶ谷秋まつり」における本町一丁目・中町の山車及び山車人形の調査報告書の三冊目にあたる。
令和6年8月17日に山車人形の着付けをおこない、山車組立ては市役所エントランスホールで18日に行った。山車は、その後9月1日まで展示公開され、多くの市民に観ていただくことができた。
山車及び山車人形調査、両町の指導で山車の組立ての全工程、図面の作成、山車人形について記録。
著:大舘勝治/慶友社/ A5判/上製/380頁/カラー口絵4頁/1995年01月
ISBN:9784874492215
農家の暦、稲作、麦作、山仕事、農家と農具など日々の暮らしにおける農家の生業を細部にわたり観察。豊富な図と写真を掲載、現代農村の姿を伝えるとともに、生業民俗学を新たな視点から提示する書。
著:大舘勝治/幹書房/ A5判/上製/208頁/カラー口絵8頁/2000年3月
ISBN:9784944004591
本書は、「民俗伝承から教えられるもの」という視点から、三十有余各地を訪ね、地域の「語り部」から教えられ、著者の目で感じたことをまとめたものである。
著:大舘勝治/朝日新聞社/ A5判/上製/240頁/カラー口絵/2001年12月
ISBN:9784021000607
正月、節分、雛祭り、七夕、十五夜、七五三…。家々で行なわれる年中行事を中心に農耕儀礼、地域の小さな祭りなどを取り上げ、懐かしい日本の暮らし、失われつつある民俗の記憶を伝える本。写真206点を掲載。
著:大舘勝治・宮本八惠子/柏書房/ B5判/上製/338頁/カラー口絵8頁/2004年10月
ISBN:9784760125838
かつての農事暦や折節の行事・儀礼、日々の暮らしの行い、地域の祭りや共同作業といった様々な民俗事象を通して、人が健全に生きるための「暮らしの原風景」を伝える。写真と民具図版約1000点を収録。
著:橋本洋子/さいたま民俗文化研究所/ A5判/上製/142頁/オールカラー/2009年05月
ISBN:9784990122126
著:森田善朗/さいたま民俗文化研究所/ A5判/上製/160頁/オールカラー/2017年07月
ISBN:9784990122133
著:宮本八重子/さいたま民俗文化研究所/ A5判/カラー/256頁/2019年09月
ISBN:9784990122140
狭山湖の湖底には、昭和の初めまで狭山丘陵山麓の自然豊かな村があった。
著:板垣時夫/さいたま民俗文化研究所/ A5判/本文240頁モノクロ/口絵32頁カラー/2019年12月
ISBN:9784990122150
著者が埼玉県東部地域の民俗にこだわり、情熱を傾けて調査・執筆活動を続けた40年間の成果とまとめたものである。
著:板垣時夫/さいたま民俗文化研究所/ A5判/本文248頁モノクロ/口絵32頁カラー/2020年12月
ISBN:9784990122164
近年頻発する水害を災害文化遺産の視点でとらえて民俗学の手法で発掘・調査し、将来に伝えようと試みた。災害と向き合って生活してきた人々の暮らしを知る一助になれば幸いである。
さいたま民俗文化研究所 企画・編集/ A5判/カラー/416頁/(写真・図版 約440枚)/2022年06月
ISBN:9784990122171
「自然を守り、文化遺産を後世に!」
書名の「あんだかや」「あんだんべえ」は「ダンベ言葉」を使用していた時代に頻繁に飛び交っていた方言である。
「あんだかや」は、人の話に相槌を打つ際、疑問があるような「そうなの?」という意味と、納得する「そうなんだ」という意味がり、人との会話の中で、相手の話の内容をおもんばかって、受け身の言葉としてイエス・ノウで即答せず、一呼吸入れる言葉として、頻繁に使われていた。市内のみならず近隣の地域でも広く使われていて、東村山市出身の名優・志村けんさん(故人)も「あんだかや」を使って受けていたことを思い出す。
「あんだんべえ」も、会話の中で用いられてきた方言で、「何だろう?」という疑問を発する方言として、相手の話に少し疑問があるようなときに使用してきた。
本書は、郷土所沢を愛し、魅力ある所沢を後世に引き継いでいこうと日ごろ活躍されている方々にお願いして、原稿を寄せていただいた。
読者が読後に「あんだかや」「あんだんべえ」をそれぞれお国言葉で発してもらえれば、本書刊行の目的は達成できたことになる
著:大舘勝治/さいたま民俗文化研究所/A4判/128頁/カラー/(写真・図版 約240枚)/ 2024年2月
地域社会の中で当たり前に行われていた年中行事が昭和の高度経済成長期の時代が過ぎ、平成時代が終わり、令和の時代に変わった今、振り返ってみれば年中行事の多くは消滅し、また記録もされないまま消滅の危機的状況にある。伝えられていくものの宿命と思いながらも、残念な気持ちも大きい。日本のどこにでもある新旧住民の混住化社会の中では、地域への帰属意識、郷土愛が芽生えるのに時間がかかり、民俗行事が瓦解していく今日である。その間隙を縫って、居住地域の歴史や文化とかけ離れた他地域の踊りや外国のカーニバル、行事などがイベントとして採用されている。こうした状況を一概に否定するものではないが、住まう地域の民俗行事を掘り起こし、伝えていってほしいのである。行政の支援も急務である。
古来、地域社会で行われてきた民俗行事、とりわけ年中行事には日本人の感性と思いやりが内包されている。地域社会における民俗行事の魅力は、共同体運営の核となる資源であり、また地域に人を呼ぶ地域活性化の資源でもある。
衰退著しいが、昭和時代を超えて続く家ごとの年中行事について、本書を見ながら振り返り、筆者の「日本を伝えよう!」の心の叫びをご理解いただければ幸いである。